※令和6年7月1日時点の情報です。

※各質問については、福島県に関係する方が不快に感じられる表現を一部含みますが、
復興庁が行った事前アンケートに基づき、多くの外国人の方が福島に対してよく抱く率直な疑問を質問として構成することにより、外国人が検索しやすくしたものです。その旨ご了承ください。

福島の復興について

  • Q
    福島の復興の現状は?

    安全性、インフラ・観光・輸出など、様々な面で着実に復興が進んでいます。

  • Q
    福島への観光客はいるのか?

    復興が進むにつれ、国内外から多くの観光客が訪れています。

  • Q
    福島において、外国人に人気の観光地、観光施設や食べ物は何か?

    福島の魅力はなんといっても雄大な自然。また、歴史や温泉、美味しい食べ物など、ここには書ききれないほど見所があります。

福島の安全性について

  • Q
    福島県内の放射線量はどのくらいか?

    福島県内の主要都市における放射線量は、東京や世界の主要都市と変わりません。

  • Q
    放射線量はどのように計測されているのか?

    空間線量率は、可搬型モニタリングポストやリアルタイム線量測定システムなどにより計測されており、計測結果は、10分毎にリアルタイムで政府機関のホームページで公開されています。

  • Q
    福島県はすべて放射線に汚染されているのではないのか?

    帰還困難区域を除き、除染を行うと決められた地域では、放射性物質の除去は終わっています。

  • Q
    原発周辺の放射線値は高いのではないか?

    比較的高い区域もありますが、そのような場所への立ち入りは制限されています。

  • Q
    福島に人は住むことが出来るのか?

    福島県内の97.8%では、通常の生活が可能で、現在約175万人が住んでいます。

  • Q
    原発近くの町は今でも立ち入り禁止ではないのか?

    立ち入りが制限されているエリアはありますが、震災直後と比べてかなり減少しました。

  • Q
    福島の安全性は第三者機関が確認しているのか?

    福島第一原発についてIAEAは、「安定状況への移行がなされた」と評価し、福島での健康影響についてWHOやUNSCEARは、「原発事故による放射線の健康影響が確認される可能性は小さい」と評価しています。

  • Q
    福島県民には健康被害が出ているのではないか?

    現時点では、放射線の被ばくによる健康被害は認められていません。事故後の被ばく線量を鑑みても、今後の健康影響は考えにくいと評価されています。

  • Q
    福島県ではがん患者が増えているのではないか?

    事故後の被ばく線量を鑑みても、今後のがん患者の増加は考えにくいと評価されています。

日本及び福島の食品/飲料水の安全性

  • Q
    福島の食品は安全か?

    福島に限らず、日本での食品の安全性は、世界でも最も厳しいレベルに設定され、検査を通過した安全な食品が市場に流通しています。

  • Q
    日本の農林水産物の検査は適切に行われているか?

    国が定めたガイドラインに基づき、適切に行われています。国際機関からも評価されています。

  • Q
    福島の水道水は安全か?

    安全で、飲んでも問題ありません。

  • Q
    最近の実際の放射性検査の結果を知りたい。

    世界で最も厳しいレベルの基準値を超える品目は、近年ほとんどありません。

福島第一原発について

  • Q
    チェルノブイリ原発事故と福島原発事故を比べて、被害の違いは?

    大きな違いがあります。特に、チェルノブイリ原発事故と比べて、大気へ放出された放射性物質の量は少なく、放射線被ばくによる健康影響は現時点では認められていません。

  • Q
    事故の起きた原子力発電所の現状は?

    燃料デブリとして残っていますが、継続的な注水により安定した状態を維持しています。

  • Q
    福島第一原発事故について、国際機関による定期的なチェックは行われているのか?

    国際原子力機関(IAEA)により、過去5回査察(レビュー)が行われています。

  • Q
    福島第一原発は、今後どうなるのか?

    30~40年かけて、廃炉に向けて取り組んでいます。

ALPS処理水/トリチウム/モニタリングについて

  • Q
    ALPS処理水とは何か?汚染水と何が違うのか?

    原子力建屋内で燃料デブリに触れて放射性物質を含んだのが「汚染水」で、そこからALPS(多核種除去設備)などを用いてトリチウム以外の放射性物質を規制基準以下まで取り除いたものが「ALPS処理水」です。

  • Q
    なぜALPS処理水を流すのか?貯めていればいいのではないか?

    廃炉作業を安全に、遅滞なく進めていくためには、すでにタンクが建設されているスペースも含め、敷地を最大限活用していくことが必要であるためです。

  • Q
    そもそもALPS処理水が安全ならば貯める必要はないのではないか?安全でないから貯めているのではないか?

    技術的には安全に処分することは可能ですが、風評影響などの社会的な影響について検討するため、敷地内に貯蔵されてきました。

  • Q
    ALPS処理水にはトリチウム以外の放射性物質が含まれているのではないか?

    タンクに貯めている水の約7割にはトリチウム以外にも、規制基準以上の放射性物質が含まれていますが、実際に処分を行う際には、これらの放射性物質が規制基準以下になるまで繰り返し浄化処理を実施しています。

  • Q
    トリチウムとは何か?

    「トリチウム(三重水素)」は水素の仲間で、私たちの身の回りに広く存在します。

  • Q
    トリチウムは放射性物質であり危険でないのか?

    トリチウムから発生する放射線のエネルギーは非常に弱く、規制基準を守る限りにおいては、危険ではありません。

  • Q
    トリチウムは魚に濃縮され、魚を食べると危険ではないのか?

    トリチウムが生物内で濃縮されることはありません。

  • Q
    ALPS処理水の海洋放出にあたって、どのようなモニタリングが行われているのか?

    ALPS処理水の海洋放出にあたって、関係機関が福島第一原発周辺の海水や水産物のモニタリングを実施し、トリチウムや他の放射性物質の濃度を調べ、インターネットで公表しています。

  • Q
    ALPS処理水の海洋放出にあたり、周辺海域のモニタリングで放出水が十分拡散していないような状況等が確認された場合はどうするのか?

    仮に、周辺海域のモニタリングで放出水が十分に拡散していないような状況等が確認された場合、放出は速やかに停止されます。