数字で知る福島

東日本大震災から10年以上経過しました。今なお続く風評を払拭するためには、福島のことを「知ってもらい」、福島のものを「食べてもらい」、福島に「来てもらう」ことが大事だと考えています。そこで、「数字で知る福島」では、食べ物の検査の状況や福島を訪れる人の状況など、福島の復興の現状を「数字」でご紹介します。

Infographics 1

福島産の農林水産物の
今を見てみよう

福島県産農林水産物については、生産段階(産地・生産者)、流通段階、消費段階において放射性物質の検査が行われ、安全性が確認された農林水産物のみが出荷されています。

食品中の放射性物質検査結果(2019年度産)

玄米
0
9,477,617

全袋検査 期間 2019.8.26〜2020.8.26

野菜・果実
0
2,180
畜産物
0
4,102
海産魚介類
0
5,439
栽培山菜・きのこ
0
1,161
野生山菜・きのこ
0
781
内水面養殖魚
0
66
河川・湖沼の魚類
4
1,129
Point

基準を超えた場合は、流通しないようになっているので、スーパーなどの店頭には並ぶことはありません。

Infographics 2

海外でも人気上昇!福島の農産物とお酒

震災前の主な輸出先の一部の国・地域において今なお輸入規制が続く中、福島県農産物の2019年度の輸出量が約305トンとなり、前年度を上回り過去最高を更新。また、日本酒などのアルコール類も輸出が好調で、輸出量の拡大が続いている。

出典:福島県県産品振興戦略課

Point

福島県の日本酒は「全国新酒鑑品評会」において金賞受賞数で史上初の9回連続日本一を達成するなど、日本を代表する日本酒です。

Infographics 3

福島と海外の空間線量率

福島県内の主要都市における放射線値は、東京や世界の主要都市と変わりません。震災直後と比べると、除染や放射性物質の性質(放射能は徐々に減少)により、福島県内の放射線値は減少しており、例えば福島市の空間線量率は20分の1に減少しています。

Fukushima

Point

福島県内の主要都市の空間線量率は、海外の主要都市とほぼ同様です。

Infographics 4

福島を訪れる人の数

復興が進むにつれ、国内外から福島県へ多くの観光客が訪れています。外国人訪問客は、震災前より増えています。

Point

福島県は、異なる気候風土のもと、3つの地域がそれぞれに魅力的な発展をしてきました。それぞれの特色を知ることで、バラエティーに富む福島県の魅力を何倍も楽しめます!